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未完成のニューヨークのホテル

これは正直、僕も最初に聞いた時「そんな話あったの!?」って思いました(笑)。ガウディが、ニューヨークに超高層ホテルを建てる構想を持っていた、っていう話。しかも当時としては、ありえないくらい高い、今で言う超高層ビルみたいな建築だったと言われていて。実現はしなかったんですけど、その構想図やアイデアが残っているんですよね。
面白いのは、ニューヨークという、当時から近代化・合理化の象徴みたいな都市に対して、ガウディが持ち込もうとしていたのが、彼らしい有機的で宗教的で、ちょっと異質な建築だったっていう点です。もし本当に建っていたら、街の風景はまったく違うものになっていたと思いますし、もしかしたら、現代の高層建築の歴史そのものが変わっていたかもしれない。
完成しなかったからこそ、「もしも」を想像できる建築。ガウディは、実現した作品だけじゃなく、実現しなかった夢や構想までもが、人の想像力を刺激し続ける建築家なんだなと、改めて感じます。
伊野尾 慧
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